令和!!

新元号が「令和」に決まりました!
今はもう落ち着いてきましたが、発表当日はすごい騒ぎでしたね〜

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施行は5月1日からですが、当社の仕事でも5月以降に使用する予定の印刷物で、
「令和」の元号を使ったものがちらほら見られるようになりました。

そこで話題となったのが、「令」の文字です。

本やパソコンなどでよく使われる、いわゆる活字体は

rei_m

このような形で、冒頭の菅官房長官が掲げた墨書に近いですね。

でも、手書き文字や楷書などの、いわゆる筆記体では

rei_k

という形になります。
下の所が、大きく違いますね。
「マ」の部分の「ヽ」が縦ではなくナナメなのですが、この文字は間違いなんでしょうか?
あるいは「令和」の元号として使うのはふさわしくない?

でも、最初の写真を良く見て下さい。

新元号/新元号を発表する菅官房長官

なんとハネがあります!

じゃあ活字体も間違いで、元号で使う「令」の正しい字は新しく作らないといけないの?

この事について調べてみたら、文化庁から既に(元号発表よりずっと前に)答えが出ていました。

「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」より
“字形の相違は、印刷文字と手書きの楷書のそれぞれの習慣による違いであり、
本来は問題にする必要のないものである”

つまり、「デザインの違いだけで、どっちも同じ字で正解だ。つまんないこと気にするな。」
って事らしいです。

そう言われてみれば、「鈴木さん」など人の名字でよく使われる「鈴」の字や、
東西南北の「北」の字なんかも、それぞれ

su_m su_k

kita_m kita_k

となっていましたね。あんまり気にしてなかった…

これにてこの問題は解決!と思ったのですが、
大手フォントメーカーのモリサワ様(いつもお世話になっております)のホームページで
このようなお知らせがありました。

https://www.morisawa.co.jp/about/news/4506

来るか、異字体フォント!

令和元年まであと3週間と少し、目が離せません!!

製版部:滝